お知らせ

日本自然保育学会 保育環境ワーキンググループと長野県が連携して実施した「信州型自然保育認定園」アンケート調査結果の公表

日本自然保育学会 実践・研究推進委員会 保育環境ワーキンググループでは、長野県 県民文化部 こども・家庭課と連携して、「信州型自然保育(やまほいく)認定制度」が創設されて10年目の節目を迎えるに際して、認定園の子どもや保育者・保護者・地域社会等への影響や実態、保育環境の状況等の実態を把握するために、アンケート調査を実施しました。

本調査により、「信州型自然保育(やまほいく)認定制度」及び関連支援策により、認定園は幼児期の終わりまでに育ってほしい「10の姿」に対応した保育・教育の質の向上等の①子どもへの効果に加えて、特化型を中心に働きやすくなるなどの②保育者への効果、コミュケーション等が生まれるなどの③保護者への効果、地域の人との交流や保育者・園児等の移住等の④地域活性化の効果、保育環境として森林・農地を活用したり、園児・保護者等が整備に関わるなど⑤森林・農地等への効果といった多様な政策課題の解決に効果を感じている傾向にありました。

《実施概要》

───────────────────────────────

①実施主体

 長野県 県民文化部 こども・家庭課

 日本自然保育学会 実践・研究推進委員会 保育環境ワーキンググループ 

②調査対象

  (ア) 母集団 信州型自然保育認定園

 (イ) 標本数 313園

③調査時期

 令和7年2~3月

④調査方法

 E-mailによるアンケート調査

⑤有効回答数

 276園(回収率88%)

⑥調査内容

 (1).現在の園の状況

   (子ども・保育者・保護者の様子、地域社会・園の魅力向上の状況)

 (2).園庭や園周辺の自然環境等の「保育環境」の状況

 (3).質の向上に向けた研修の実施状況

 (4).認定制度について

⑦調査結果

  「信州やまほいくの郷」ポータルサイトのNews欄で公表

───────────────────────────────

日本自然保育学会 保育環境ワーキンググループでは、今年度、本調査結果を踏まえて、長野県内の認定園の事例調査等を実施する予定です。

後日、ワーキンググループに参加する会員を募集する予定ですが、ご関心をお寄せ頂ける方は、以下の世話人までお問い合わせ下さい。

【本件に関するお問い合わせ先】

日本自然保育学会 実践・研究推進委員会 保育環境ワーキンググループ

世話人 木俣 知大((一社)東京学芸大Explayground推進機構 研究員)

E-mail:tomohiro_kimata@yahoo.co.jp